どうしても心から笑えない場合はどうするか。
超簡単なおすすめ術がある。
それは、
形だけ笑顔を作る方法だ。
口角を上げ、
目尻を下げれば笑顔になる。
脳科学によると、
人間の脳は不思議なもので、
姿勢や表情など身体の使い方を変えれば、
勝手に気持ちも錯覚されるらしい。
例えば、
猫背で
下を向いていれば
気持ちはどんよりするし、
背筋ピンっとすれば
気持ちがシャキッとしてくる。
眉間に皺を寄せれば
固い思考になるし、
ウィンクすると
茶目っ気が出てくる。
私たちの肉体は
単純で、
騙されやすいのだ。
そこで私は、
数年前にある習慣を続けたことがある。
スマイル習慣だ。
単純なネーミングからもわかるように、笑うのだ。
習慣化するために、
笑うタイミングを決めた。
自宅の洗面所に立ったら、
必ず鏡の中の自分に
５秒間笑顔をむける。
朝起きたらニコッ。
手を洗いながらニコッ。
トイレから出たらニコッ。
ニコッニコッニコッ！
忘れないために
鏡には
「スマイル５秒」
と書いたマスキングテープを貼る。
完璧だ。
鏡に向かって
ニヤニヤしている姿は、
さぞ怪しい光景であろう。
「ついにお前は狂ったか？」
と家族から
言われる恐れもあるが、
「そうなの。
ちょっと頭のネジが
数本外れたみたい」
とネタにしてしまえば、
家の中に笑いが起きる。
一石二鳥。
笑わせてくれる人や出来事を
待つのではなく、
自分で笑顔を作るから、笑顔が生まれる。
そうしているうちに、
知らぬ間に脳が錯覚を起こし
勘違いをする。
「こいつ、毎日楽しそうだな」
と勝手に潜在意識を書き換えてくれ、
心の余裕が生まれてくる。
たぶんね、きっと。
そのくらいお気楽に続けるのが、コツかもしれない。
明るい場所には、
明るくいたい人が集まる。
暗い場所には、
暗くいたい人が集まる。
まずは、自分の笑顔で、自分自身から、明るくさせる。
いずれあなたの
太陽のような暖かさに
惹かれる人たちが
さらにまわりに集まってくるだろう。
