【コラム】直感は経験値

大好きな人とカフェに行った。

初めて入ったオシャレな店内には、
まだ誰もお客さんはいない。

好きなところに座るように促され、
迷っている私を見かねて、
相手が席を選んでくれた。

カフェのメニューを開いて、
注文するものを選ぶ。

「コレとコレが食べたい」

この選択は早い。
身体が教えてくれる。

元々は、選べない女子だった。

あれも、これも、美味しそう。
全部食べたいお年頃。

でも、ある日気づいた。

じっくり考えるから、
選べなくなるのだ。

想像すればしただけ、
いろんな誘惑が浮かぶ。

妄想の味で、口の中は忙しい。

でも、食べられる量は限られているのだから、選ぶしかない。

今日のワタシは何に目を奪われている?

気になったなら、それが正解。

今のワタシが
五感で感じて選んだのだから。
そうやって直感を信じて選ぶのも、アリだと思う。

直感は、過去の自分の経験値の集約だ。

イメージとしては、
自分の身体の中に小人さんが入居していて、
その子が教えてくれるのだ。

私はそれを直感と言うが、
巷では第六感とか、
無意識、ハイヤーセルフ、周波数、
なんだかいろんな言われ方があるようだ。

究極はなんでもいい。

自分の感覚を信じて選ぶだけだ。

あとから思い返せば、
結局、何のメニューを選ぼうと
大した差はない。

りんごでも、みかんでも、お腹に入ってしまえば同じ。

それよりも大事なのは
「自分の心の声(直感)を大事にできた」
という体験で、
この自己受容の積み重ねで、
自分を信じる習慣に結びつく。

すると、
さらに直感に敏感になり、
良い波にスルスル乗れるようになっていく。

私の直感は完全だ。
だから、本を書くことを選んだのである。

そうやって根拠のない自信とともに
胸を張って生きていると、
どんな選択も許せるようになってくる。

だって、小人さんが教えてくれるのだもの。

それでももし、
自分を信じることが難しいなら、
身体の中で24時間365日一緒に
生活をしている小人さんを信じてみればいい。

何よりも、誰よりも、
私のそばで見てくれている存在なのだから、
あなたにとって本当に必要なことを教えてくれるだろう。

直感が働くも良し、
働かないも良し。

どちらも、本当の私である。

Share!
目次