【コラム】あなたの役割

チームスポーツでは、
メンバーそれぞれに役割がある。

バスケだと、ガート、フォワード、センター、シューター……。

コート外に広げれば、
交代メンバー、マネージャー、コーチ、監督、応援団。

自分の役割を一人ひとりが全うすると、最高の試合が繰り広げられる。

想像してみてほしい。
コート上にいる5人のうち4人がセンターだとどうだろう。

外から攻められないし、
チームの司令塔も弱い。

一方、シューターばかりのチームでは、
リバウンドやゴール下の攻撃が薄い。

ガードばかりだと意見が対立するし、
人任せだとまとまらない。

そう。バランスが大事なのだ。

日常でも同じ。

例えば会社の部署。
部長がいて、課長、先輩、後輩がいる。

営業、人事、生産、広報、
男女、年齢、得意不得意もバラバラ。

その時期に偶然集まったメンバーで、
会社のため、お客さんのために、仕事をする。

いわゆるチームプレイである。

誰でもできる仕事もあれば、
発想や表現など、
その人だからこそ活きる仕事もある。

自分が選んでその場にいるのだから、
その自分を信じて突き進めばいい。

とはいえ、型にはまる必要はない。

求められている役割に
かっちりハマるのではなく、
柔軟に変化させていく。

時には
「このくらいしかできない」
「これ以上やるべきではない」
と自分を小さい枠に収めようとする時もあるが、勿体無い。

目の前にチャンスが来ているのだから、
やりたいならやる。

心が求める挑戦をする許可を自分におろす。
もしくは、
手放す許可を自分におろす。

小さな枠を外す許可をおろす。

すると、自然とまわりも変わり始める。

まるで調和を整えるかのように
変わりはじめる。

自分が変わると、まわりも変わるのだ。

台風で海が大きく荒れる。

大きく荒れた波は、海中をぐるぐるかき混ぜ乱していく。

次第に落ち着き、いつもの波に戻ってきた。

気づけば砂場には、大量の海のゴミ。

海中はまた少し、きれいになっている。

あなたの人生に意味があるのなら、
どんな役割が求められているのか。

他の誰でもない、
自分だからできること。

人生は一度きり。
思う存分、発揮してみてはどうだろう。

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