鼻歌をうたいながら
身体が勝手にリズムを刻む。
ディスコとはほど遠い、
素人のノリノリダンス。
こんなご機嫌の母、ステキじゃん。
- 疲れていると、不機嫌になる。
- お腹が空くと、イライラする。
- 睡魔がくると、ほっといて欲しくなる。
人間だもの。当たり前よ。
昔の私は、この気持ちを我慢して、
人に見せないようにしていた。
見せるべきではないと思い込んでいた。
無駄に明るく
振る舞ってみたり、
人と関わらないように閉じこもったり。
自分の感情を見て見ぬふりするのが上手だった。
しかし、良いか悪いか、バレる。
特に親しい人にはバレている。
そして隠せば隠すほど、
身近な人の前で不快な感情が暴れ出す。
ドッカーン!
意を反して爆発してくる彼らは、厄介なヤツだ。
それならば、休めばいい。
食べればいい。
寝ればいい。
身体の要求に素直に従えば、
身体は満足して
ご機嫌に戻るのだから。
単純なのだ。
頑張り続けなくてはいけないという観念は、
手放してみるのもありかもしれない。
それでも時々、娘から指摘される。
「ママ、なんで怒ってるの?」
ごめん。
まだまだ母は未熟だ。
人間だもの仕方がない。
そんな時は素直に謝って、
気づかせてくれたことに感謝する。
状況を説明し、
ご機嫌に戻るために私が
どうしたいのかも伝える。
自分が不機嫌な原因を彼女にはしない。
時々、彼女のせいにしたがる、
幼稚な自分が
顔を出す時もある。
あぁ修行が足りないな。
そんな時は、
素直になりたいけど、
今はなれないから時間をください、と伝える時もある。
未熟でごめんよ。
成長のチャンスを教えてくれてありがとう。
母は、家庭の太陽だ。
誰かが言っていた。
太陽の使命は、輝き続けることだ。
ろうそくのように、
誰かに火を灯してもらうのではなく、
自分が輝き続けるのが太陽。
私は太陽であり続けようと決めている。
なので、自分が
ご機嫌でい続けることに責任を持つのだ。
輝き続けると、
巡り巡って、家族みんな、
そしてまわりの大切な人たちに
ご機嫌ハッピーが伝染していく。
最高だ。
好き勝手に踊っている私も可愛いなぁ
と肯定して、
今日も菜箸片手に踊り出す。
バカでもアホでもいいじゃない。
そんな私が、好きだもの。