なんとなく流しているテレビやYouTube。
流行りの歌。
芸人さんの笑い声。
イケメンや美人さんは目の保養。
心を締め付けるニュース。
本当にこれらの情報は私にとって必要なのか?
必要だと世間に植え付けられているだけではないだろうか。
私たちの身体は、入力される刺激でできている。
だとしたら、どんな刺激を入れたいか。
自分で選べばいい。
穏やかさ。
ワクワク感。
冒険心。
安心感。
意図的に
好きな刺激を感じられる環境で過ごす
時間を増やすと、
それ以外の日常でも
自然と同じ感情が現れてくる自分と出会う。
不思議なものだ。
理想の感情と繋がれる環境が
すぐそばにない場合は、思い起こすだけでもいい。
私のお気に入りは、
オーストラリア・ウルルの日の入り。
友人と旅をしていた時のことである。
砂漠の中にドスンと居座る名もなき大岩。
友人たちとよじ登って、
遠くに落ちる夕日を眺めていた。
ただ太陽が沈むだけ。
温かく大きななにかに包み込まれる雄大さ。
なんとも言えない幸福感が溢れ出す。
あれから数年。
私は寒さ凍れる信州で、ふとした時にあの瞬間を思い出す。
数千キロ離れたあの場所で、今日も太陽は沈んでいく。
なんて幸せな時間だろう。
こうやって
自分が理想としている空気感を、
どこにいても取り出せるように訓練をする。
ひっそりと。
多忙な日常、
イライラや空虚感、
被害者意識や強いエゴなんかが現れた時に効果的だ。
そう。
イメージは四次元ポケット!
出し入れ自由!
ウルルの雄大な自然を
四次元ポケットから取り出して、
身体全体にインストールすると、
悩んでいる自分がちっぽけに思えてくる。
私は、単純なのだろうか。
いや、変なやつなのかもしれない。
どっちでもいい。
テレビやメディアから
無作為に流れ込んでくる刺激から距離をとり、
自分が繋がりたい感覚に
できるだけ浸ってみよう。
きっと時間差で
溢れる豊かさを感じるはずだ。
集団的無意識と呼ばれる
ワケもわからないドロドロ意識から、
積極的に離れよう。
私が繋がっていたい感情はどれ?
選んで良いよ。
それが、正解!